私たちのビジョンは、"室内環境から拡がる健康リスクをゼロにする"ことです。
病院では感染のリスク、家庭や学校ではアレルギーや喘息のリスク――清掃をおろそかにすれば、建物そのものが健康を損なう要因になるため、
こうしたリスクを根本からなくすことを目指しています。
しかし清掃現場では、人手不足や限られた予算が大きな壁となり、その実現を妨げています。
そこで掲げたコンセプトが「適在適掃」――
適在適掃を実現するアプリSOZYを、清掃現場にひとつ ――
限られた予算と人手を最大限に活かし、「きれい」を効率よく高めることで、心と体にやさしい環境に整えます。
今まで通りの清掃か、ムダをなくす清掃か――選択の時です。
― 最低賃金は上がり続け、人手不足は深刻化 ―
従来の清掃は、汚れていても、きれいでも「面積」に応じて一律に同じ方法で行われてきました。
一方、適在適掃は「汚れている所に清掃力を集中し、きれいな所には時間をかけない」という考え方です。
時代背景を見ても、最低賃金は上がり続けています。
人手不足も深刻化しています。
かつての「人海戦術で一律に清掃すればよい」時代は終わりました。
「人件費が上がるのだから、サービス料金が上がるのは仕方がない」という声
一方で、「ない袖は振れない。本当に今までと同じ清掃でいいの?」という声もあり、堂々巡り。
「適在適掃」を選べば――
・ムダな作業を減らし、人件費や時間を効率的に使える
・清掃の質が安定し、感染対策や快適性の向上に集中できる
・現場の負担を減らし、働きやすい環境が整う
・経営にとっても“少ないコストで最大の効果”というメリットが得られる
これからは、限られた予算と人手で、どれだけ「きれい」を最大化できるかが問われる時代です。
亀田総合病院で実践している「適在適掃」
亀田総合病院は、Newsweek「良い病院ランキング2025」で、世界58位・日本3位に選ばれた912床の医療施設です。
その現場で環境整備課の課長をつとめる松本忠男は、「少人数でも質を落とさない清掃」を追求し、実践してきました。
その中で積み重ねてきた知恵と工夫の中心にあったのが「適在適掃」です。
汗と時間から生まれた活きた方法や経験を「見える化」し、看護や感染などの他部署との連携に活かしました。
また、効率的な清掃の実践にもつなげてきました。
こうして亀田総合病院で培われた「適在適掃」が、AIを搭載した「適在適掃アプリ SOZY」へとつながりました。
●亀田総合病院の病院報「Kameda 2025年7月号」で、8ページの大特集!
病院清掃39年の松本忠男(亀田総合病院 環境整備課課長)と仲間たちが語る、“見えないけど大切な仕事”の裏側。
私たちがなぜ、どうやって、誰のために清掃しているのか――
過去・現在・そして未来へつながる事実をぜひご覧ください。
「適在適掃」を支えるSOZY(ソジー)の役割
― 「見える化」が導く、品質評価と適正価格 ―
「適在適掃」を実現するために欠かせないのは、品質評価とコスト分析です。
なぜなら、限られた予算と人手で、きれいを最大化するには、何が本当に必要な清掃かを正しく判断する必要があるからです。
特に病院では感染対策が最重要課題です。省ける作業と、省いてはいけない作業を見極め、優先順位をつけることが欠かせません。
そのためには、感覚や習慣ではなく「基準とデータ」に基づいた見える情報が必要です。
しかし従来の清掃は「基準」「共通語」「データ」が不足していました。
現場スタッフは経験や勘で「どうすべきか」を理解していても、それを上層部に伝える方法がなく、改善が進まない。
上層部も現場の実態が見えず、結局は従来通り“一律清掃”を続けるしかありませんでした。
これでは、習慣的なやり方やコストのかけ方が適切かどうか、誰も判断できないのです。
その答えが「適在適掃アプリ SOZY」
きれい・汚いだけに留まらず、汚れの原因や清掃状況を写真とグラフで見える化し、従来あいまいだった「きれい・汚い」を共通の品質基準として整理します。
こうして現場と上層部が同じ視点で共有できれば、限られた予算と人手を効率的に活かし、きれいを最大化するための正しい判断と改善が可能になるのです。
SOZYが生まれた背景と仕組み
― 掃除からSOZY(ソジー)へ。「適在適掃」が動き出す ―
その背景には、2つの要素があります。
1つは、松本忠男が39年にわたり現場マネジメントで積み重ねてきた膨大なデータとノウハウ。
経験や感覚をデータ化した知見です。
もう1つは、それらを整理・分析して活かすAI技術です。
この2つが融合したことで、夢物語ではなく現実の仕組みが生まれました。
現場で実際に「やりすぎ」と「やらなさすぎ」を整え、誰もが“ちょうどよい清掃”を実現できる仕組みです。
その結晶こそが、AIを搭載した「適在適掃アプリ SOZY」です。
SOZYは4つの原則を柱に、データを集め、処理します。
S:Share(共有) ― チームで気づきや工夫を分かち合う
O:Observe(観察) ― 原因を見極め、再発を防ぐ
Z:Zero(ゼロ) ― ムダ・やりすぎ・やらなさすぎをなくす
Y:Your Idea(工夫) ― 現場の工夫が未来を変える力になる
SOZYは、清掃に新しい意味を与え、次のステージへ導く答えです。
SOZYを使う。
― 「つかってみたい」がいっぱいある―
写真1枚から始まる「適在適掃」
やることはただ一つ。
スマホのアプリで汚れをパシャっと撮るだけです。
特別な準備も、複雑な操作も必要ありません。
AIが瞬時に分析し、「どこに力をかけるべきか」を見える化します。
集まった写真から、原因や改善のヒントが次々と明らかになります。
停滞していた清掃や、諦めていた課題も動き出します。
最初の驚きは「やらなくてよかった作業がある」こと。
1か月後には「人数が減ったのに、こんなにきれい!」という実感に変わります。
SOZYでできること――
・写真2枚(アップ+周囲)で原因を「見える化」「グラフ化」
・改善や工夫を履歴として共有
・「ちょうどよい清掃=適在適掃」を実現
・成長の軌跡を比較・実感
・発注者・経営層・現場をつなぐ共通データ
・現場の声やつぶやき、スタッフの癖や特性をAIに読み込ませる
・データに基づき“時短掃メニュー”を試し、結果を振り返り改善、PDCAを加速
経験や勘に頼っていた清掃が、データで進化します。
人手が少なくても、ムダなく「きれい」が続く。
そんな未来が、写真1枚から始まります。
SOZYは、プロセスで品質評価し、PDCAを回す
清掃はこれまで「きれいか、汚いか」という結果だけで評価されてきました。
しかし、本当に大切なのは、その前にあるプロセスと原因です。
物が多い。散らかりやすい。動きづらい。
こうした原因を放置し、汚れだけを拭き続けるのは、まるで“蛇口から垂れる水を拭き続ける”ようなものです。
汚れは症状にすぎません。
根本原因をつかまなければ、汚れは何度でも繰り返されます。
その結果、人も時間も資源も消耗してしまいます。
清掃の品質改善には、プロセスの把握が欠かせません。
・汚れを防ぐ工夫があったか
・原因を改善につなげたか
・情報をチームで共有できたか
こうした「工夫・予防・改善・共有」の積み重ねが、本当の清掃の価値を生みます。
SOZYは、写真とAIで現場を分析します。
「どのエリアがどういう状況か」
「過去や他と比べてどうか」
これらを瞬時に見える化し、
汚れの背景に“意味”を与えます。
その結果、優先順位の見直しが自然に生まれます。
そして結果だけでなく、プロセスでも品質を評価でき、PDCAが回り始めます。
SOZYは、人に寄り添う“頼れるアナリスト”
SOZYは、ただのAIではありません。
あなた専属のアナリストのように働きます。
データを踏まえて「今すべきこと」「後でいいこと」を的確にアドバイスします。
さらに、スタッフ一人ひとりの性格や状況に合わせて伝え方を工夫し、行動変容を促します。
これからの清掃は「なんとなく」ではありません。
データと共有に基づく、ちょうどよい清掃があたりまえになります。
SOZYは、その仕組みを支える“頼れるアナリスト”として、人に寄り添います。
限られた予算と人手でも、きれいを最大化するために――。
健康を守る建物づくりは、未来を守る投資
私たちは今、清掃の在り方を根本から見直すべき時代にいます。
人手不足と人件費の高騰は加速し、従来のやり方では現場を維持できません。
さらに深刻な健康リスクもあります。
異常気象で免疫力が低下しています。
コロナ禍以降、感染症は拡大し続けています。
子どもから高齢者まで、アレルギーに苦しむ人も増えています。
このまま清掃の仕組みを見直さなければ、建物そのものが人の体をむしばむ“リスクの温床”になりかねません。
だからこそSOZYです。
SOZYは、清掃現場の人手不足や生産性向上という社会課題を解決。
清掃だけではなく、気流や温湿度のコントロールなどで、環境を整え、室内環境から生ずるアレルギーや感染症などの健康リスクゼロを目指す。
SOZYは、心と体にやさしい環境を未来に残す力になります。

「入院患者さんを感染症から守るには、
科学的エビデンスに基づいた松本さんの
掃除メソッドが欠かせません」
(出典:松本忠男著「健康になりたければ家の掃除を変えなさい(扶桑社)」)
松本忠男、活躍の場は海外へ ― 中国での活動
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松本忠男の活動は日本にとどまらず、中国からも注目を集めています。
日本での実績を知った中国の病院から依頼を受け、まずは 深セン市宝安区婦幼保健院(1,000床)の環境づくりを指導。
現在は 深セン市中西医結合医院(850床) に毎月訪問し、清掃と環境整備の改善を進めています。
この病院は国営で新棟を建設中であり、2025年12月の完成後には 1,500床規模となる予定です。
ここを 中国でNo.1の環境水準にすること、さらにそのモデルを全国へ広げ 中国全土のスタンダードを築くことが松本に託された使命です。
すでに「清掃品質の点数評価」の導入も始まり、現場改革が動き出しています。
株式会社プラナ代表取締役社長/亀田総合病院 環境整備課課長(兼務)
室内環境から拡がる感染症・アレルギーなどの健康リスクゼロを目指し、国内外の病院、学校、保育園・家庭で実践中。
フロレンス・ナイチンゲールの『看護覚え書』に共感し、39年間にわたり病院の環境衛生に従事。
ダスキンヘルスケア㈱在職時より横浜市立市民病院、亀田総合病院で清掃マネジャーを務め、30年以上前に亀田総合病院の清掃システムを構築。
以来、感染症やアレルギーといった室内環境から生ずる健康リスクをゼロにする仕組みづくりを、病院、学校、家庭で実践。
「清掃をいのちを守る医療の一部」と捉え、現場マネジメントと教育に尽力。医療環境管理士として、
病院清掃を単なる作業ではなく“健康を守る科学的な実践”へと進化させている。
また「掃除は健康を守る教育」という理念のもと、保育園・小学校で 「福(拭く)育」 を展開。
子どものアレルギー予防や健康意識を育む活動を続けており、その取り組みは、
米国 Health Care Business Today、英国 phoenix98fm online など海外メディアでも紹介され、国際的な関心を集めている。
●アメリカ ウェルネス ヘルスケビジネストゥデイ(health care business today)
●イギリス phoenix98fm online (フェニックス98エフエム オンライン)
●小学4年生の総合学習としての福育授業
●福育授業後の子供たちの感想に感動でグッときた。
著書は、ベストセラー『健康になりたければ家の掃除を変えなさい』『清掃はいのちを守る仕事です』『病気にならない掃除術』など17冊。 テレビ出演は「中居正広の金曜日のスマイルたち」「林修の今でしょ講座」「あさイチ」など120回以上。 雑誌・メディア取材も多数。Dyson、エリエール、エステーなど清掃・衛生製品の監修・PRも手がけ、 病院から家庭まで“室内環境の健康リスクをなくす専門家”として活動している。
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