私たちは、病院、クリニック、高齢者施設、学校、保育園、幼稚園、ご家庭などの大切な命と健康を守る現場を支え、
未来を担う子供たち、ご高齢者、アレルギーなどをお持ちの方の笑顔のために、いのちと健康を守る清掃を推進しています。
清掃や除菌にかかる負担を思いきり減らしたいのに、思ったとおりに減らせなかった憂うつと葛藤
● 本当はどうしたら良いのかの答えがわからないまま、衛生対策に向き合っている。
Withコロナ時代を体験し「どこに行っても衛生的な環境であるのかが気になる」というお声をよく耳にするようになりました。
今までは感じていなかったのに、飲食店に行ってもテーブルや椅子が気になったり、学校や幼稚園、保育園などで、自分の子供は大丈夫なのだろうかと気になる。
命に直結する病院、クリニック、高齢者施設で感染しないのか気になる。
気になることが増えましたが、現場に伺い、お話を聞くと「本当はどうしたら良いのかがよくわからない」というお声がとても多いのです。
● 忙しいのに、清掃・除菌の負担が大きすぎる。
一方で、スタッフや清掃に携わる皆さまは今まで以上に時間をつかい、神経をすり減らしご対応されていらっしゃることも痛いほどわかります。
しかも、清掃や除菌以外にもやることが山積み…、手が回らないのが現実ではないでしょうか。
まさに、やり過ぎだからです。
実は私たちは、病院清掃現場で、全く同じ問題に長年、心を痛めてきました。病院では高い衛生環境が求められますが、だからと言って湯水のようにお金を使えるわけではないため、
日々のやりくりには本当に困っていました。今、社会全体が抱えている衛生環境の課題は、病院清掃の現場で私たちが体験してきたことにそっくりなのです。
だから、この問題は他人事には思えないのです。
現場にいると、ムダなことがたくさんあることが良くわかります。
どう考えても、汚れていない、人通りも少ない場所にも関わらず、イチリツに清掃しているケースもたくさんあります。
やり過ぎていることはわかっているのに、現実は目の前の業務に追われ、なかなか具体的な改善にまで着手できませんでしたし、あいまいなことも多くどこから手をつけたら良いのかもわかりませんでした。
● 習慣が可能性の芽をつぶしていた。
清掃は、誰にでもできるかんたんな作業に思われがちなため、
改善できる余地はまだまだあるにも関わらず、子供の頃から習慣化されたやり方を見直したり、工夫することに積極的ではなかったこともあり、
ついつい工夫や改善が後回しになりがちなこともありました。
でも、習慣を変えることは大変ですが、本当に困っていたので、どうしても解決策を見出したいことが頭から離れることはありませんでした。
工夫し、節約できることはたくさんあるはずです。
・本当に昔のやり方のままで良いのだろうか?
・本当に今までと同じやり方がベストなのだろうか?
・もっと工夫して節約できる方法はないものなのか?
・・・・・・・
自問自答しながら、本格的に負担を減らす清掃に取り組み始めたのは、今から23年前のことです。
限られた予算の中で清掃・除菌を組み立て、いのちと健康を守るのが『適在適掃』
● 清掃現場で可視化をして検証してみたら、子供の頃、学校で教わった清掃とは大きく異なり、驚いた。

そこで、まずはやれることからトライしてみようと、現場で、目に見えない汚れや清掃のやり方の可視化を続けることにしました。
なぜ、そうしたのかと言うと「本当に衛生環境がつくれているのかなあ。もしかすると、出来てるつもりになっているだけなんじゃないか」という疑問がわいてきたからです。
「自分が見たこともないものをさも正しいと言い切ってよいのだろうか」だから、事実を知りたかったのです。
そして、可視化から得られたことは今まで思ってもみなかったたくさんの事実でした。
それは、子供の頃、学校で教わった清掃とは大きく異なり、衝撃を受けました。
● こんなにムダがあったとは・・・、ショックだった出来事
ショックだったのは、スタッフと共に良かれと思って一生懸命、清掃してきたやり方では、汚れの取り残しがとても多かったことでした。
私は予算を預かる現場の責任者でしたから、これでは、時間もお金も捨てているのと同じだと、頭を抱えたことを今でも鮮明に覚えています。
今までの習慣を手放し、清掃のムダ取りをするためには、子供の頃から当たり前だと思っていた清掃のやり方をいったん忘れることが早道だと、確信した瞬間でもありました。
いずれにしても、解決策を見出すためには「可視化」を繰り返すことが早道なことがわかったことは大きな前進でした。
この方法だけが正解ではないと思いますが、私たちはこの方法を採用すれば、思った以上にかんたんに清掃の効率化ができると確信できた瞬間でもありました。、
「事実を見る!知る!」 室内環境を観察・可視化し続けた結果、誕生したのが『適在適掃』
● 可視化を続けていた中で、法則を見出した。
健康を害するウイルス、細菌、カビやホコリなどを室内から減らすために長年ずっと観察、可視化し続け、科学的に分析したところ、
これらが多く集まる場所、少ない場所には法則があったり、掃除のやり方の違いで、掃除をしているつもりになっているだけで、ホコリなどがちゃんと取り除けていないことがわかったのです。
しかも、やり過ぎの場所もあれば、やらなさ過ぎの場所もあるなど、バラバラ。そこで、これらを整えることで、
きれいな所に時間をかけない、汚れた所に清掃力をかける仕組みを「適在適掃」と名づけました。
ここまでわかればあとは、負担なく、誰にでもできるように仕組み化すれば良いだけ、と最初は軽く考えていました。
ところが現場で活用できるようにすることは、かんたんなことではありませんでした。
● 何度もあきらめようと思った。
実は「適在適掃」のプランは23年前にスタートさせたものでした。当初は試薬を用いたワイピングテストで清潔度を評価したり、
点数化したり・・・
紆余曲折の繰り返しで、現場で実践するにはほど遠い出来でした。
そこから何度も何度もトライ&エラーを繰り返しましたが、それでもなかなかゴールへは導けませんでした。
でも、だからと言って、あきらめるわけにはいきません。
いつか必ず、環境衛生が大切になる時代が訪れ、負担が大きくなれば、効率化や負担軽減が求められると思っていたからです。
今、まさに新型コロナウイルスにより、私たちはこのテーマに正面から向き合っているわけですが、環境問題だけでなく、人件費増、人手不足、高齢化なども負担増に拍車をかけています。
さらに、清潔志向になりすぎたことで、免疫力を低下させる新たなテーマとも向き合う必要が出てきました。
だから、今こそ負担を減らす清掃、除菌が必要なのですが、まだそのやり方が浸透していないことで、清掃や除菌が後回しになったり、さらなる負担に四苦八苦してしまっているのです。
● 寝る間を惜しんで、可視化テストを繰り返した日々
日曜日の朝、アイデアがなくなり途方に暮れていたときに、カーテンの隙間から洩れてきた太陽の光に反射して、
空気中を漂うホコリがまるで天の川のようにキラキラ光って見えたのをヒントに、色々なライトを使い、可視化のテストを繰り返したり、
時には使い捨ての手袋をはめた手で床を触ることで、土砂とホコリを感じたり・・・、
病室や廊下でしゃがみこんで、床を触りながら、ぶつぶつ言っていたわけですから、その姿を見た人には滑稽だったと思いますが、土砂のザラザラ感、ホコリのふわふわ感の違いが良くわかるのです。
レーザー光線を用いて、実際に飛沫がどのように飛ぶのかのテストも繰り返しました。
実際にやってみると、一般論で言われているようにはなりませんでした。それは、人が生活している空間には様々な異なる条件があり、決してウイルスや菌だけが存在しているわけではないからです。
病院で大勢の清掃スタッフのモップの使い方やクロスでの拭き方を観察していると、使い方次第で、汚れの回収量にかなりの違いがあることもわかりました。
とにかく可視化すればするほど「なぜ、ここに時間とお金をつかわなければいけないのだろう?」という疑問が次々にわいてきたのです。
● 可視化しただけでは「適在適掃」はできなかった。
可能性がありそうな可視化テストは何でもやってきましたが、可視化しただけでは、誰もが現場で実践することは難しかったのです。
でも、どんなに難しくても私には何もしなくて良いとは思えませんでした。
間違った清掃のやり方では、ウイルス、菌、カビ、ダニの糞や死骸、ホコリを飛ばし、広げているだけ。それを吸い込んだり、手で触ったり・・・。
見た目のきれい・汚いだけで済ませることはできないからです。
オーナー様も、清掃会社様も、清掃をされる皆さまも笑顔になれる仕組みづくり
そんな中、次のステップは、可視化などの科学的データや法則を現場で活用するための組み立て方でした。これが最も難しい課題でした。
清掃現場はスタッフがその場で判断しなければならないことがたくさんあるため、清掃現場のことを熟知していないと、組みたてることさえできないからです。
そして、だだ全体の費用を下げれば良いわけではなく、清掃会社様には工夫して頑張った分だけ利益が出せるようにすることも大切ですし、
なによりも清掃をする人たちが笑顔で生きがいをもって働いていただきたいなど、関わる皆さま全員がハッピーになることも忘れてはいけない大切なことです。
皆がハッピーになれない仕組みは、どこかで必ず歪ができ、結局うまくいかないことを私たちは現場でたくさん体験してきたからです。
病院清掃の現場に35年間携わり、酸いも甘いも体験したから出来た実践的な『適在適掃』
● 亡くなられた一人のおばあさんから、清掃と「いのち」の関係性を学んだ。
はじめまして、松本忠男です。
私は今から35年前、生まれてはじめて清掃の仕事に携わりました。病院清掃です。
亀田総合病院(917床)では約100人、横浜市立市民病院(650床)では約40人の清掃スタッフのリーダーとして、現場で起きるたくさんの事実に向き合ってきた体験が「適在適掃」を進める上で大きく活かされています。

病院清掃の世界に入ってまだ間もない右も左もわからない20代半ばの頃、私はある一人のおばあさんの病室の清掃を任されました。
ある日、いつものように清掃するため病室に入ると…。ベッドは空になっていました。
あとから、おばあさんの娘さんからいただいたお手紙で、MRSA感染症で亡くなられたことを知りました。
そして、「松本君、毎日お掃除してくれてどうもありがとう。今までお世話になりました」とも綴られていました。
健康な人は免疫力でMRSAを駆除できますが、免疫力の落ちた患者さんにはMRSA感染症が命取りとなるケースは珍しくありません。
掃除が全ての責任ではないものの、
当時の私は清掃が好きだったわけではなく、むしろ軽く考えていました。しかし、この体験をきっかけに、いのちや健康に直結する清掃の重要性を目の当たりにし、その意味を深く心に刻んだのでした。
ちょうどその時期に読んでいたのが『ナイチンゲールの看護覚え書』でした。
この本と出会っていなければ、私は今、この仕事を続けていなかったかもしれません。
私はナイチンゲールと亡くなられたおばあさんに背中を押され、ずっと思い描いていたことがあります。今でも変わらない信念です。
「人の住む環境を整えることは、人のいのちを守ることである。
ウイルス、菌、カビ、ダニ、ホコリ、花粉などが体に害をもたらさないように減らすことが本来の清掃の役割だ」と。
でも、それだけでは現実的ではなく、同時に清掃や除菌の負担も減らさないと続かない。理想論を唱えても続けられなければ存在しないのと同じだと思うからです。
『やさしいモップ』と『抗菌・除菌剤Dr.CLEAN +』を使うだけで、清掃・除菌のやり過ぎが是正!
● 使うだけで、清掃、除菌の効率化・負担軽減が実現!
いのちと健康を守り、同時に清掃の負担を大きく減らすためには、清掃時間の多くを占める「床清掃」を見直すことが早道です。
そこで、使うだけで、適在適掃ができる特許取得済のモップをご紹介します。
そして、もう一つ除菌の負担を減らすために私たちが自信を持ってお勧めしている信頼あるメーカーの抗菌・除菌剤をご紹介します。セットで使うことで効果倍増です。
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