なぜSOZYをつくったのか

― 39年の現場が導いた、“絶対にあきらめなかった挑戦の物語” ―
清掃の品質をどう評価するか。
頻度をどう下げるか。
──そんな「やり方」だけを語っても、現場は動かない。
ずっと私はそう思っていました。
はじめまして。株式会社プラナ代表取締役 / 亀田総合病院 環境整備課課長の松本忠男です。

現場のスタッフが動けなければ、すべては絵に描いた餅。
報告書のための仕組みではない。
カッコつけのDXでもない。
分析した結果が、そのまま“現場が動く力”になること。
私は、それに人生を懸けてきました。

■ 原点は39年前。
私が初めて病院清掃に足を踏み入れた日。
先輩たちの技術に圧倒されながら、私は毎日ワクワクしていました。
しかし同時に、胸にひっかかるものがありました。
「こんなに喜ばれる仕事なのに……
 本当に、このコストのままでいいのだろうか?」
もっと無駄をなくせるはず。
もっと質を上げられるはず。
もっと進化できるはず。
そう思いながらも、目の前には“巨大な壁”が立ちはだかっていました。

■ 清掃は“曖昧”だらけの世界だった。
きれい/汚い、丸/×/△……。
汚れは人や使い方で変わり、同じ基準で測れない。
説明もできない。
「△って何?」
そう聞かれても答えられない世界。
だから私は、LEDライトを使い、行動を分析し、原因を掘り下げ、
見える化の方法をひたすら試し続けました。
そのなかで誕生した言葉が、
「適在適掃」――30年前の自分が生み出したコンセプト。
でも、当時は実現する術がなかった。
清潔度を科学的に測る手段も、
頻度を根拠で判断する方法もなかったからです。

■ そして、運命の瞬間が来た。
AIの登場です。
そのときの衝撃は忘れません。
「これだ。  これなら、39年間できなかったことができる──!」
そう確信した瞬間、すべてがつながりました。
現場で積み上げた“知恵”と“分析”が、AIと結びついたのです。
私は興奮しながら、次々とアイデアを書き出しました。
あれもできる。
これもできる。
いや、これも絶対必要だ!
昼夜問わずつくり続け、技術者たちにも本当に苦労してもらいました。
でも、諦めませんでした。

■ 最後まで譲らなかったたった一つの信念。
それは、
“現場が動けるアプリであること”。
そして、環境を整え、いのちと健康を守る、という揺るがないビジョン
報告だけのアプリはいらない。
評価だけのアプリもいらない。
評価 → 見える化 → 改善 → 検証 → 次の改善
これが“一気通貫”で回る仕組み。
これこそが清掃を進化させる本質だと信じていました。
現場に行かなくても状況が見え、
判断も改善も、すべてが仕組みの中で進んでいく。
その理想を追い続け、ついに実現したのが――
SOZYです。

■ SOZYは「偶然できたアプリ」ではありません。
39年分の
「こうだったらいいのに」
「これができたら現場が救われるのに」
「未来の清掃はこうあるべきだ」
をすべて詰め込んだ結晶です。
そしてついに、
誰もが適在適掃を実践できる時代 が来ました。

●松本忠男が39年間、病院清掃を続けてきたのかは、おばあちゃんとの出会いと別れがあったから

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